JOURNAL

『なんでもできるツール』より『1つだけできるツール』が選ばれる理由

高機能で何でもできるツールと、1つのことしかできないシンプルなツール、選ばれるのは大抵後者だなというのを、この店を作りながら何度も実感しています。今回はその理由をちょっと考えてみます。

まず単機能ツールは、名前と画面を見ただけで「あ、これはこれをするやつね」と一瞬で分かります。多機能なツールは便利は便利なんですが、初めて開いた人が「これどこ押せばいいんだ」と迷ってる姿を、自分は割とよく見てきました(他所のツールですが)。

あと単純に、目的以外のメニューが視界に入ると気が散るんですよね。今やりたいことだけがそこにあると、余計なことを考えずに済みます。

それと、これは完全に個人的な感覚なんですが、久しぶりに開いても迷わず使えるかどうか、って地味に大事だと思っています。高機能なツールほど独自の操作体系を覚える必要があって、3ヶ月ぶりに開くと「あれ、これどうやるんだっけ」となる。

単機能のツールはその心配がほぼありません。

単機能多機能
用途の理解一瞬で分かる説明が要る
操作の習得ほぼ不要覚え直しが要る
向いてる場面単発の作業セットで使う作業

とはいえ、単機能至上主義というわけでもなくて、この店のCSS沼レスキューやNetToolsは、複数の小機能を1つの屋根の下にまとめています。日常的にセットで使う組み合わせなら統合してしまった方が便利なこともあるので、「関連が深いものはまとめる、薄いものは分ける」というのが自分なりの線引きです。

……と偉そうに書きましたが、正直この線引き、作るたびに毎回悩んでます。明確な公式があるわけじゃないので。