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『無料ツールなのに広告が出る』の裏側 — 個人開発者が広告を入れる理由を考える

「無料のツールなのになんで広告出るんだよ」と思ったことがある人、多分結構いると思います。自分も他所のサイトを使ってて思うことがあるので、気持ちはよく分かります。ただ作ってる側になった今、この件については言いたいことが少しあるので書かせてください。

まず大前提として、無料公開=コストゼロではありません。ドメイン代もサーバー代もかかりますし、なにより新しい道具を作ったり壊れた道具を直したりする時間、あれも普通にコストです。土日を丸々費やしてバグ修正することもあります。

正直「無料」の裏には結構な時間が溶けています。

じゃあ会員登録制や課金制にすればいいじゃないか、という話も分かるんですが、それをやると「開いてすぐ使える」というこの手の小さなツールの一番の良さが消し飛びます。単位変換したいだけなのにアカウント作らされたら、自分だったら間違いなく別サイトに逃げます。だからこそ、登録不要・無料のままで維持しつつ、広告という形で運営費の足しにさせてもらう、というのが現実的な落としどころだと思っています。

もちろん、画面を埋め尽くすような広告や、間違えてタップさせるタイプの広告は論外だと思っていて、そこは信頼できる配信サービスを選ぶくらいの最低限の礼儀は守っているつもりです。この店に出てる広告も、同じ理由で置かせてもらっています。

儲かってるかと聞かれると、正直「サーバー代の足しになる程度」というのが本当のところです。

広告の置き場所にも線引きがある

広告を置くこと自体は割り切っていますが、置き場所には自分なりのルールを設けています。入力欄やメインの操作ボタンのすぐ近くに広告を配置すると、誤タップを誘発しやすくなるので、操作の邪魔にならない位置に距離を置いて配置するようにしています。「収益」と「使いやすさ」はどうしても綱引きになる部分で、正解が1つに決まるわけではないんですが、少なくとも「広告のせいで道具として使いにくくなった」とは言われたくない、というのが自分の中の最低ラインです。