正直に言うと、「バズりたい」という気持ちがゼロかと言われると嘘になります。公開した道具がSNSで急に拡散されて、アクセス数のグラフが天に向かって伸びていく様子、想像するだけでちょっとワクワクします。でも実際にこの店を続けてきて、そこを狙わない方が結局は長続きするな、と思うようになりました。
話題性を優先し出すと、機能の実用性より「見た目のインパクト」とか「共有したくなる仕掛け」の方に気を取られがちになります。それ自体が悪いとは思わないんですが、本来解決したかった「ちょっとした不便」から意識がじわじわそれていく感覚があって、これは自分にはあまり向いてないなと気づきました。
それより、爆発的な注目がなくても、必要な人が必要なときにふらっと開いてくれる。そういう静かな使われ方の方が、道具としては本質に近い気がしています。私もふらっと作れるので😸
アクセス数のグラフが派手に跳ねることはなくても、毎日ポツポツと安定してアクセスがある方が、作り手としては地味に嬉しかったりします。
バズりを前提にしないからこそ、無理のないペースで棚を増やしていける。
これはこの店を続けてきて実感した、数少ない確信です。
バズった後の運用まで考えたか
それに、バズるというのは基本的に一過性のイベントです。急にアクセスが増えれば、その分サーバーの負荷対策や問い合わせ対応も一時的に跳ね上がりますが、話題が去ればまた元の静けさに戻ります。瞬間風速のために構成を過剰にしておくより、普段の静かなアクセス数を前提にコストを組んでおいた方が、長く続ける道具屋としては無理がないという判断です。
もちろん、バズって多くの人に知ってもらえるのは単純に嬉しいことなので、来たら来たでありがたく受け止めるつもりではいます。ただ、それを狙って設計や運営方針を歪めるのはやめておこう、というだけの話です。
全てのご要望にはお答えすることは難しいかもしれませんが、生の声を頂けるという事は、見えなかったものが見える喜び?のようなものがあるのでとても感謝しています、出来る限りお声にお応えできるよう精進して参りますので、今後とも道具屋赤猫座をよろしくお願いいたします。
